保全
西 雄大
2015年入社

点検・修理だけじゃない。
設備を進化させるのも、保全の仕事。
設備の点検と、不具合やトラブルへの対処・修理が、保全の仕事です。不具合の中には、稼働時か停止時のどちらかしか症状が出ないものや、老朽化によるヒビなど何十年に1回というものもあり、発見は簡単ではありません。それに設備はほとんどがオリジナルなので、トラブルへの対処法も、ネットの検索で見つかるわけじゃない。そんな中で、ただ発見して直すだけでなく、原因も究明しなければなりません。そして、生産技術と相談して材質を変えるなどして、より壊れにくい設備に進化させる。それもまた保全の役割なんです。

私は自動車整備からこの仕事に転職しましたが、同じ機械の修理でも、クルマと設備では大きく違いますね。メカから電気、油圧、冷却(水圧)、エアーまで、設備保全に関わる技術はものすごく幅広くて、すべてをマスターするのは一生かかってもムリ(笑)。でも、勉強を重ねるうちに「こうすれば直る」とわかることが増えるのはうれしいし、学んだ技術は全部、自分の財産になる。新しい機械や技術はどんどん出てきますが、負けずに対応して、「あの人に頼めば安心」「相談してよかった」と思われる存在をめざします。
