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品質保証

品質保証

伊藤 孝将
2020年入社
Takamasa Ito

間違いのない品質を
徹底するために、
ルールだけじゃなく、
人の気持ちも考える。

問題のない製品が
お客様に届くための仕事

品質保証の仕事は、当社の製品がお客様との間で定めた品質基準を満たすよう管理する仕事です。私は、当社が製造や部品の組み付けを委託している、東北から九州までの5社ほどの外注先を担当。毎日リモートで工場の生産データを把握し、不良品発生を未然に防ぐほか、困りごとを聞いて対策を考えることもあります。また、工場内で設備の場所を少し変えただけで、同じ製品でもお客様が車両にうまく組み付けられなくなることがあるなど、モノづくりはとてもデリケート。そうしたことが起きないよう、事前に外注先とお客様との間に立って調整するのも、私の役割です。
ほかに、新規製品の製造立ち上げ時には、作業要領書と現場を照らし合わせ、「本当にこの通りの手順で良品ができるか」の確認も。万が一、生産開始後にお客様から異物混入など不具合の指摘を受けた場合は、お客様のもとへ出向いて確認し、原因究明と再発防止策の報告も行います。

決まりごとを増やすより
「できる対策」を

毎日の管理が基本ですが、ある外注先では、3カ月ほどかけて集中的な品質向上の取り組みを行ったこともあります。「急に作業者が休んだ場合の対応が決まっていない」など、トヨタ自動車の品質マネジメントシステムに準じた管理になっていない部分を洗い出し、ルールを整備しました。そのために必要なトヨタ自動車の品質マネジメントシステムの知識は、事前に先輩からOJTでしっかり教えてもらったほか、前職で製造現場を経験していた視点も活かせました。
不良品や不具合への対策は、「検査回数を増やす」という方法になりがちですが、むやみに増やすのではなく、本当にできる対策を考えるよう意識しています。また、外注先の方に対しては、こちらから一方的な指示を出すのではなく、積極的に取り組みたい気持ちになる言葉や態度も大切。そのためにも、生産に関する知識をさらに深め、「なぜそこに傷があってはいけないのか」といった理由まで説明できるようになりたいと思っています。

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